2018年04月01日

土佐錦


高知が誇る天然記念物「土佐錦」
縁あって知人から譲り受けました。

小学生の頃、父が金魚を飼育していました。
何年もかけてかなり大きくした琉金でしたが、怪獣少年の私としては、そのあまりに金魚然とした形が気に入らずもっとeccentricな水泡眼や頂点眼を飼うよう頼んだもののまったく父は相手にしてくれません。
「あ~あ、金魚なんて退屈なもんだ・・・」畳に寝転がってその鈍重な泳ぎをボーッとながめていたものです。夜中になると昼間は喧騒にまぎれて聞こえないモーター音が静かに部屋に響いていたのを子供心によく覚えています。

そんなわけで金魚などには特別な思いを抱いたこともないはずの私が四半世紀前、南国土佐に移り住み、高知城下で大きな睡蓮鉢の中で巨体をゆっくりくねらせ、長い尾びれが体を包み込むように頭の方まで伸びくるりと反転、悠々とそして華麗に泳ぐ土佐錦を初めて見た時の衝撃! この金魚なら飼いたい! そう思ったもののすぐに実現には至りませんでした。そもそも売っているものを見かける事すらないんですから・・・。

怪獣GK同様、こういう限られた狭い世界でのやり取りはお手軽なネットオークションなどではなく、マニア同士の流通が一番!

アングラに近かった80年代の怪獣GKも「○○県の△△さんという人が×××イ×の□□□□□スを持っているらしい・・・」そんな噂を聞きつけようものならマニア同士の強烈なネットワークを駆使して無理矢理持ち主の電話番号を聞き出し、見ず知らずの相手に直談判、現金書留をバーンと送り付けやっとの思いで入手!・・・届いた時の喜び!
そんな背徳的悦楽、もうなくなってしまいましたねぇ。

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これは昨年生まれた2歳魚です。すでにそれらしい形。まだ茶色ですがこれから徐々に赤白の更紗柄になっていく…と信じたいです(>_<)
気長に待つとしましょう(^^)

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こちらは4歳魚。赤は正真正銘、高知産の由緒ある血統らしいです。写真では伝わらないかと思いますがこの大きさ、反転尾は迫力満点です。マニアに言わせればここの形がどうの、ひれの切れ目がどうの・・・と文句もあるでしょうがコンテストに出すわけでもなし、私には十分すぎる土佐錦です。どうか長生きしてもらいたいと念願しています。


posted by omantaworld at 13:23| Everyday Life | 更新情報をチェックする
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