これはモノを作る者にとって本当に困った老化現象です。
近くにピントが合わせられないとGKのような比較的小型のものは作業ができません。
百均で買った老眼鏡をかければその間は何とかなるものの、後から老眼鏡をはずして全体を見まわすような時にまったく様子が異なって見え、あまりの印象の違いに愕然とすることもあります。
木を見て森が見えていないとはこの事で、老眼鏡をかけたりはずしたりの繰り返しです(>_<)
あ~うっとうしい。
これを無理に何とかしようとすると作品は細部が甘くなるか巨大化します。もちろん意味のない細部は省略が当たり前です。ありもしない細部をでっち上げチマチマ表面をうるさく作り過ぎるのはもうやめましょう。
表現したいものを心の中にしっかり持ち、大きく形をつかんだ造型がしたいものです。
怪獣GKもそうなっていかないと衰退する一方です。
それはそうと先日その百均の老眼鏡をつい踏みつけてレンズ周りのフレームを折ってしまいました。
かけるたびにレンズがぽろりと落ちてきます。
とりあえず手元にあった瞬間接着剤で一時的にくっつけましたがすぐにまた折れてしまい、プラパテ、即重レジン・・・と盛りまくり今ではとんでもない形のフレームに変貌してしまいました。
見えればいいのでこんな杜撰な補修をして楽しんでいます。
井上さんの粘土まみれの百均老眼鏡
10月末撮影。
この時の一連の写真が井上さんのガレージでの最後の写真となってしまいました。