2015年03月15日

宇輪

新作は成田亨氏「宇輪」の立体化。
まさしく成田デザインの象徴です。

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宇輪を初めて目にしたのは「宇宙船」13号の成田亨特集です。見開きカラーで掲載された、顔の中心にドカンと穴のある異様な形は絶大なインパクトでした。「成田亨作品集」においても同じテーマが少しずつその形を変えながら様々に応用され繰り返されていることが確認できます。成田さん自身、ギャラリー名にも用いるなど余程愛着のある意匠だったのでしょう。

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デザイン画を立体に起こすような場合、大抵辻褄が合わなくなる部位が出てきます。さまざまな解釈のできる余地があり、いかに自然な形で成立させるか、楽しくも悩ましいところです。今回は何といっても下顎の処理が問題でした。頭部との位置関係、移行のさせ方など、生物感が削ぎ落とされた無機質な印象を崩さないようにしつつ「ここはどうしたらいいのか?」と思案しながら福岡の「成田亨展」に行くと、展示されていた大きな「宇輪」の立体物ではその微妙なあたりはものの見事に省略されていました(^^; 
こういう大胆さが自分にも欲しいなあとつくづく思ったものです。

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キットサンプル。
80年代にレジンキャストを楽しんでいた人たちにとっては郷愁を誘う色ですね(^^)

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posted by omantaworld at 19:59| Works | 更新情報をチェックする